職員インタビュー
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介護福祉士

人を育て良いチームを作る

白壁淳さん

勤続年数:

入職日:平成21年10月

所 属:

特別養護老人ホームみはらしの丘

保有資格:

介護福祉士

この仕事に就いたきっかけは?

祖父の死がきっかけでした。本当に大好きな祖父で、同居していたこともあり自分は祖父から育ててもらったという感があります。自分が中学校の時に祖父の具合が悪くなって入院したりしたのですが、部活が楽しくてお見舞いにもほとんど行かず最後に間に合わなかった悔しさがありました。祖父は不自由な体でいつも近所の方に支えてもらっていました。祖父には恩返しできなかったけど、そういった地域のおじいちゃん・おばあちゃんをお世話することで恩返しができるかな、と思いこの仕事に就きました。


この仕事のやりがいをどのようなところで感じますか?

よく‘ありがとう’と言われた時と言いますが、あまり‘ありがとう’という言葉を聞く機会は多くはないと思います。どちらかというと報われないことの方が多いかもしれません。だからこそ、報われた時の嬉しさは格別で、本当に嬉しいものです。それに認知症の方も多いので10のことをやっても実際に伝わるのは1くらい。それでも相手に想いが伝わった時の喜びは最高です。そういった所にやりがいを感じます。


この仕事で大変なところは?その時の解決方法は?

大変なことは山ほどあります。大変なことばかりだけど、どうして自分はこの仕事をしたいと思ったのか?という原点を思い出すようにしています。今はリーダーとして指導する側になっていますが、その思いの原点だけはブレないように常に心がけています。慣れない仕事で大変な思いをしている新人にもいつも同じことを言っています。ブレないということが解決につながるかもしれません。


趣味や休日の過ごし方は?

趣味はいろいろありますが、今はサッカーとブラックバス釣りが趣味かな?ちょっとお休み気味ではありますが・・・。たまに旅行に行って気晴らしをするような休日を過ごしています。


個人の目標や将来の夢は?

夢でもあり目標にしているのは「人を育て、良いチームを作る」です。いいチームを作るためのキーワードが3つあります。1つ目はフットワークが軽い、2つ目は皆同じ方向を向く、3つ目は貪欲。この3つのキーワードをもって、フットワークを軽くしながら同じ夢や目標に向かって貪欲に進んでいく。これを実現するために人を育てて良いチームを作る土台にしたいと思っています。


介護職の就職を考えている方へ一言!

今、福祉業界はいろんな意味で注目されています。でも、介護の仕事は努力すれば「やったぜ!」と思える時・瞬間に必ず出会える仕事です。また、介護する側も教わることは多く、その中身は非常に深いと思います。今は看取りの方も多く、私自身、亡くなる時のお手伝いをしています。辛いこと悲しいことは多いけど、日々の中に嬉しいこともたくさんあります。もう何も口にできない方が「今日は水を1口おいしそうに飲んだよ!」という些細なことでも職員同士、ご家族とも喜びを分かち合えます。そして最期を迎える時、大切な家族と自分が生み育てた子供たちに見守る中で穏やかに看取られるという瞬間をお手伝いする仕事は介護の仕事しかありません。自分が親になった時、こうやって子供たちに見守られながら最期を看取ってもらいたいと思うし、そういった生き方をしていきたいと思えるのは、この仕事に就くことができたから、入居されている方々からいろいろ教わることが多いからだと実感しています。